最初に重要なお知らせ
前回のリップクリームは、法律違反を犯す一歩手前でした。薬事法でリップクリームは化粧品に該当して、その製造には認可が必要です。認可を受けるには薬剤師や工場監査などが必要で堀谷養蜂場の規模では到底できません。この法律によりリップクリームを第三者にたとえ無償でも譲渡してはいけません。最後に欲しい人を聞いていましたが、本当に譲ると逮捕されます。なので譲ることはできません。ごめんなさい。
とはいっても
自分で使うなら合法です
材料も買ってあったので、何はともあれ作ってみました。
材料:3本分
・蜜蝋 4g
・ホホバオイル 15ml(大さじ1)
・アロマエッセンス(ラベンダー or ペパーミント)
前回ははちみつを入れたのですが、うまく混ざらないため今回は断念しました。よく考えてみると、蜜蝋ははちみつを分離させるために作っているのだから、混ざらないのは当たり前か。
希少な日本蜜蜂の蜜蝋。すごくなめらか
作業風景。この写真はVJ hiroseに撮ってもらいました。材料を湯煎ですべて混ぜます。アロマオイルは最後に垂らします。とても簡単!
出来上がり!
これは自分で使うしかないのかとしばらく眺めていたら、ある思い付きが
蝋燭になるかもしれない!
使っていない蝋燭を崩してタコ糸の芯を入れてみると。
なんかしっくりくる
火をつけてみましょう。
燃えた!しかもいい香り!
アロマキャンドルになりました。よく考えてみたら成分は蝋と油とアロマですので、そのままじゃん。
これをテストで世に出すことにします。名前も決めました。
万葉香蝋(まんようこうろう)
仮ですがシールを作りました。
仮です。インクジェットなので濡れた手で触ると滲みます
これはアロマキャンドルです。リップクリームの容器に入ったアロマキャンドルです。アロマキャンドルとして譲渡します。
用法
容器から取り出したのち、タコ糸をドリルの穴に竹串などで通し、台座を取ったのちに火をつけてください。アロマの香りが部屋に広まります。燃焼時間は約30分です。
火気には十分気を付けてください。必ず陶器の器の上で燃焼させてください。使用中は離れず就寝中は消してください。
口にしたり、体につけても大丈夫な成分でできていますが、その場合は自己責任でお願いします。
お早めに使ってください。多少不純物が混ざっていますが、ハチの巣の残骸で決して汚いものではありません。